美桜の父の手術を続けるため、神山に病院に戻るよう説得する英治。

(英治) 彼女は俺を信じてくれたんだ
だから、俺も彼女を信じてるんだ

(神山) 言ってることわかってるのか?
俺たちが信じているのは
彼女だけじゃない
俺は、他にも信じている人がいる
たくさんいる

バカか! いつか裏切られるぞ
そんなことない
もし裏切られたとしても、俺はまた信じる
その方が幸せになれる

何が幸せなもんか!
なぁ英治、お前の頼みだ
ガキの頃の借りもあるし、聞いてやりたい気持ちもなくはない
だけど生き方は変えられない
誰かに擦り寄ったり、利用されたりは絶対にしない
俺はそうやって生きてきたし、これからもそうなんだ
頼むよ舜、お願いだよ
こうしている間にも…
お前だって自分の生き方は変えられないだろ
頼まれても、無理なものは無理なんじゃないのか
どうなんだよ
俺にどうしろって言うんだよ
そうだな…
娘に電話するなんてどうだ?
俺は本当の父親じゃない
そう告白してみろよ
お前は罪悪感があったから、子どもを大切に育てた
たしか俺にそう言ったよな
だったら執着するのはおかしいんじゃないのか?
手放しはしたが、そこは隠したままなんだろ
信じると幸せになれるんだったよな
他人を信じるんなら、自分で育てた子どもはどうなんだ
もっと信じられるんじゃないのか?
たかがそんな告白で、壊れたりはしないって
辛い表情でためらった後、雫に電話をかける英治…